エッセンシャルズ
WAIS-IVによる心理アセスメント
WAIS-IVに関する最新の解説書です。WAIS-IVの基本的知識、実施・採点・解釈の方法、研究から得られた知見を詳細に紹介しています。保健医療・福祉・教育等の領域でWAIS-IVを活用する臨床家や研究者必携の一冊です。
書名 | エッセンシャルズ WAIS-IVによる心理アセスメント |
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著者名 | E・O・リヒテンバーガー、A・S・カウフマン 著/上野 一彦 訳 |
価格 | 7,700円(本体 7,000円) |
判・頁数 | A5判・656頁 |
発行年月日 | 2022年1月31日 |
原著 | Lichtenberger, E. O., & Kaufman, A. S. (2012). Essentials of WAIS-IV Assessment, Second Edition. John Wiley & Sons. |
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WAIS-IV待望の解説書 |
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価格
7,700円(本体 7,000円)
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書籍目次
- 書籍目次
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第1章 序論と概説
序論
心理検査の歴史と発展
Termanのスタンフォード・ビネー知能検査
第一次世界大戦時の知能検査
Wechslerの創造性
WAIS-IVとその前身
WAIS-IVに生き続けるウェクスラー・ベルビュー下位検査
Wechslerの遺産
成人および青年の検査の目的
WAIS-IVの基礎:理論と研究
WAIS-IVの標準化および心理測定的特徴
IQにおける人種差
WAIS-IVにおける人種差のまとめ
検査に関する総括的な文献
第2章 WAIS-IVの実施法
適切な検査条件
受検者とのラポール
特別な支援が必要な受検者に対する検査
実施上の留意点
各下位検査の手続き
第3章 WAIS-IVの採点法
得点の種類
基本的なWAIS-IVの採点方法
第4章 WAIS-IVの解釈 ―概念的および臨床的基盤―
賢いアセスメントの哲学
賢いアセスメントの原理を結合する
WAIS-IVの質的および臨床的分析
第5章 WAIS-IVの解釈 ―基本的解釈―
解釈概論
ステップ1~3:FSIQと指標プロフィールの分析
ステップ4~10の概略:解釈の2つの経路
ステップ11~12の概論:臨床比較計画法の分析
第6章 臨床的応用I ―WAIS-IVの解釈における神経心理学的アプローチ WAIS-IVを用いた学習障害のアセスメント―
序論
解釈のレベル
WAIS-IVの成績に関する神経心理学的解釈
VCIの下位検査は何を測定するのか
PRIの下位検査は何を測定するのか
WMIの下位検査は何を測定するか
PSIの下位検査は何を測定するか
学習障害のアセスメントとWAIS-IV
学習と所産における制約
学習障害の概念
統合された報告フォーマットでWAIS-IVの結果を報告する
第7章 臨床的応用II ―成人期を通じた年齢と知能―
認知能力は、加齢により衰えるのか―横断的アプローチ―
IQは加齢により低下するのか―縦断的アプローチ―
IQと加齢に関する2つの画期的な縦断的調査
独立サンプルを用いたウェクスラー検査に関する縦断的調査
WAIS-IIIおよびWAIS-IVの因子指標得点に関する縦断的研究
独立サンプルによるウェクスラー縦断的調査の概要
認知能力の低下の解釈:速度または問題解決
認知能力の低下を遅らせる、あるいは事前予測は可能か
第8章 臨床的応用III ―臨床群におけるWAIS-IVの実施、練習効果、性差―
自閉性障害群およびアスペルガー障害群
知的ギフテッド群
知的障害群および境界線の知的機能群
ADHD群
読字障害群と算数障害群
外傷性脳損傷群
大うつ病性障害群
軽度アルツハイマー型認知症群および軽度認知障害群
臨床サンプルにおけるVCIとPRIの比較
臨床サンプルにおけるFSIQ、GAI、CPIの比較
臨床サンプルにおけるWMIとPSIの比較
PSIが比較的低得点の臨床サンプル
プロセス・アプローチの実用性
「数唱:順唱」と「数唱:逆唱」の評価点の間で顕著な差がある臨床サンプル
健常サンプルにおける得点の増加の解釈
健常サンプルにおける性差の解釈
処理速度における性差
空間視覚化における性差
知的課題における性差の臨床的意義
第9章 WAIS-IVの優れた特徴と限界
WAIS-IVの優れた特徴
WAIS-IVの限界
第10章 実例ケース・レポート
ケース・レポート:ローラ・O、17歳、ソーシャルスキルの障害、動機づけの問題、注意能力の弱さ
ケース・レポート:ジム・W、64歳、認知症の疑い